2020年度後期, 龍谷大学は対面授業とオンライン授業の両方を行います. そして, 前期同様, オンライン授業には, ライブ(同時, 同期)とオンデマンド(非同期)があります.
先端理工学部 の各課程・学科授業リストには, さらに, ハイブリッド(hybrid)という区分があります. これは何でしょう?
世の中では, ハイブリッド(型)授業という言葉が様々なシーンで様々な意味で使われていますので, 1つの情報を取ってきて, 先端理工からの情報と機械的につなげて解釈すると間違います. ハイブリッドとは, 何らかの意味で対面とオンラインの中間, 複合ということなのですが, 実際の形態は授業ごとに異なります. 履修登録前にシラバスで確認, それでも不明確なら担当教員に問い合わせる必要があります.
実際の形態は様々なのですが, 先端/理工学部においては, 次の2つのどちら?, という観点で見るといいと思います.
ハイフレックス型 HyFlex 型
1つの講時に, 対面(教室)の参加者と, オンライン(ライブ)の参加者の両方がいるケースです*1
*2.
どちらかをメインと位置づけることもあります. 次のようなケースを含みます.
- 実質オンライン(ライブ)だけど, 指定の教室で放映するので, 大学いる人は集まって参加しようか*3.
- 実質対面だけど, オンライン(ライブ)でできる範囲で流しておくから, それで理解できる人は自己責任で対面を欠席してもいいよ.
- 対面でやりたいけど, 教室の定員の制限から, 対面に参加する人を教員が決定します.
全学の対面授業のオンライン配信との関係
なお, 全学では, 配慮を要すると学部が認めた学生さんは, 対面授業をオンライン配信で受講できると定めています. 全学ではそういう言葉は使いませんが, これは先端理工の hybrid HyFlex の, 対面/オンライン(ライブ)受講者配当を, 受講者の希望に基づき大学側が行うケースと考えることができます. これは, 希望するには, 教務課に届ける必要があります*4.
ブレンディッド型 blended 型
15回のうち, 特定の回が対面, 特定の回がオンライン(ライブまたはオンデマンド), (特定の回が自由HyFlex)となるものです. 受講者が2グループ以上に分けられ, グループ別に指定されることもあります*5.
次のような例を含みます*6.
- 普通の授業の週はオンライン, 数回の小テストの週は対面
- 講義の講時はオンライン, 実習の講時は対面
補足
ハイブリッド hybrid の別の用法
ある学期に, 対面授業とオンライン授業が混在する状態のことをハイブリッド授業という人もいます. 文科省や文部科学大臣が言っているのはこちらです. この言葉づかいだと, 龍谷大学全学は2020年度後期をハイブリッド授業で始めることになります.
解説
音響環境のところは, 教員の側が気にするべきところです.