OSやキーボードは様々に乗り換えても, 1990年頃からずっと pLaTeX を使ってきた(1989年には ASCII日本語MicroTeXを使っていたかも?).
特に多言語組版をしているわけではないが, 2020年前期から, upLaTeX (Unicode版)に変更した.
特に Lua スクリプトを書いているわけではないが, 2022年前期から, LuaLaTeXに変更した.
以下 LuaLaTeX について.
最初に試行錯誤でプレアンブルや\usepackage群を書き替えると,その後は問題なく動いている.
即物的メリットとしては
- PDFLaTeX の系統なので(?).tex から .pdf が直接生成される..dvi がない.dvipdfmx の設定を気にする必要がない.
- 日本語対応がパッケージレベルで行われている(LuaLaTeXの実行ファイルは特別な日本語版ではない)ため, listings.sty や qrcodes.sty のような,日本語化に難があったパッケージや,PDFLaTeX向けで pLaTeX での動作に難があったパッケージが問題なく動作する.
- \directlua で,tex 内でプログラムを実行できる.
即物的デメリットとしては
- やや動作が遅い
また, 少なくとも MacPorts の TeXLive では,LuaLaTeX と pLaTeX の共存は問題ない(=過去のファイルは pLaTeX2e + dvipdfmx で処理できる)
Overleaf では LuaLaTeX が,設定すれば pLaTeX2e も使える.学生さんも LuaLaTeX を使っている.
美文書作成入門も最近は LuaLaTeX になっている.