学会遠足
研究室の(発表しない)学部生といっしょに, 学会や研究会に行くというイベントを前からやってる. 太っ腹にも, 先端理工学部 が大会参加費補助 をしてくれるのだが, 旅費は出ないので, 開催地から行き先候補はだいたい定まる.
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今年は多くの学会がオンラインなので, 選び放題というか, 基準がなくて困ったが, 太っ腹にも, 第19回情報科学技術フォーラム(FIT2020) (2020-09-01--03)が, 非会員学生参加を無料にしてくれていたので, Team539の3,4年生でこれに参加することに.
オンラインで学会遠足
「各自参加しろ〜」って言うと, 一緒に行った感がないので, 「この時間帯にこのセッション(複数)に集まろう〜」と言って, 同時間帯に, 研究室の Microsoft Teams で, 各セッションに対応した雑談用 Teams 会議を開催(FITはZoom). Teams 会議のほうで, 同時に「この言葉はふだん言ってるあれのこと」「○○って何ですか?」「この式間違ってませんか?」「この人サークルの先輩」とかやってた.
設定
- 学会(Zoom)側は mute, camera off *1*2で, 各自が1個のセッションを選んで接続.
- 研究室(Teams)側は, 1個のアプリで複数会議を切り替えられるので, 教員はすべてのTeams 会議に接続しておく. Teamsの画面共有やシステムオーディオの共有は使わない*3.
- 事前の練習が必要なら, Zoomの代わりにみんなでYouTube Liveを視聴する, とかで.
これは私語?
こういうのは, たぶん多くの研究室/研究グループがやってるのだろうが, あまり公言はされてないのだろう. 対面学会だったら, セッション間の休憩や, 帰ってきてからこういう会話が起きる. 夜はだいたい忙しい…が, リアルタイムだともっと細かいレベルでできる. ここで, 「講演を聴くときに私語するのは失礼」という主張があるのは確か. 一方, 講演の裏で Twitter で議論している人たちもいる. ライブのオンライン授業でも, LINE の副音声をつないで聴いている学生さんはいて, それを私語とよぶ人もいる. ノーベル賞受賞講演の録画を, 解説いれながら聴くのは失礼? とにかく今回の副音声付き学会聴講は, 学生さん全体が講演から多くのものを受け取るための活動.
ふだんから学会に出ている教員の感想としては, 講演を聞きながら「あそこの等式へんだよね〜」とか大声で言うのは本能的抵抗があり, 何度も Zoom のmuteボタンを確認してしまう. たぶん, そのうち慣れるだろう. 慣れると誤爆するだろう. ミュージックステーションを見ながらアイドル批評をするのには何の抵抗もなくなっている. 誤爆はないけど.
FITさん非会員学生を無料にしてくれてどうもありがとう.