樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

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瀬田学舎7-002講義室で「対面授業時におけるオンライン配信の基本的な授業運営モデル」の個人的再現

瀬田学舎 7号館講義室7-002. 前の教壇中央の教卓(アクリルパーティション)と別に, 右前端にAV教卓. 定員297, 試験定員174.

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持込PC

MacBook Pro. 今回は設置PCは使ってない.

ビデオ会議システム

Microsoft Teams.

Zoom や Google Meet でも基本的なところは変わらないと思うが, ノイズキャンセルアルゴリズムはそれぞれなので, 細部は異なる可能性がある.

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マイク

会議用スピーカ・マイク Anker PowerConf

黒板の右から中央あたりまで, 横通路より前までならこれでぎりぎり拾えてリモートに伝わる感じ.

このマイクからの入力は教室には流れないので, 別にワイヤレスマイクを手持ちする必要(PowerConf と同じ場所に置いておくのでは, ちょっと離れると感度不足). 一方*1, 教員手持ちのワイヤレスマイクをオンにすると, どこにいても, 教室スピーカーのマイク音声を PowerConf が拾って, リモートに伝わるようになった. これは, 音声が2通りの経路で伝わる危険な設定だが, 教員が PowerConf のごく近くに来たときだけ, リモート側だけに(許容できる程度の)エコーがかかった感じになった.

ビデオ会議画面のプロジェクター出力

この教室はちょっと特殊で, 入力がDVI. 備付の DVI-HDMIケーブルで変換. これには音声がのらない(下記).

USB-C -- HDMI -- DVI

スピーカー

受講者が前に集まっている(小規模教室)ならAnker PowerConf

受講者が教室全体にいるなら, USBオーディオ経由で, AV教卓のRCAx2入力(画面共有が DVI でなく, VGA変換のHDMIでない, 素のHDMIである教室なら, このケーブルは不要).

黒板を映すWebカメラ

Zoom Q2n-4K *2は画角が広い ので, 最前列の中央まで持っていけば黒板全体が録れると思う*3が, 今回はケーブル長が足りなかった. 画角の設定は上から3番目. この画角なら, MacBook Pro 本体のカメラとそんなに変わらないのかも.

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教室7-001, 7-002 特有の考慮点

持込PC入力がDVIとRCAx2という変わった教室(上述).

画面出力は隅のAV教卓につなぎたい, カメラは中央教卓前に置きたい, ので, どれかのケーブルを長くするか, PCを2台に分けるか.

この教室には設置PCもあるので, 画面共有とスピーカーはそちらに任せ, 教壇近くでカメラとマイクを使うのがいいかも(出力は設置PC, 入力は持込PCとワイヤレスマイク). ただし, Zoom では同一アカウントで2つのPCからログインすることはできないので注意.

*1:以下は, 別教室1-107での追試結果からの類推を含む

*2:高感度すぎるマイクがついているが今回はオフ

*3:瀬田学舎1-107で, 最前列の机から画角最大(歪み補正オフ)で撮った例. 解像度は1/2*1/2にして掲載. f:id:hig3:20200912112704p:plain