樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

龍谷大学 manaba course の科目にはTAや履修登録していない学生等も登録できる

追記(2017-04-20 木)

下の情報は古くなった. 現在は教務課経由で依頼する仕組みになっている hig3r.hatenadiary.com

2016-04 時点のもとの記事

龍谷大学 manaba course は, 全科目に対応するコースが最初から作られ, 各コースには, 担当教員と履修登録している学生が自動的に登録される. 逆に言うと, TAや科目等履修生や単位互換の学生は自動では登録されない. 昨年度初めの時期には, 自動どころかどうやっても登録できなかったのだが, 現在は, (科目担当教員でなく)被登録者本人が紙で情報メディアセンターに専用の用紙で申請すると登録してもらえるそう. ただし, manabaの契約上の制約でmanabaのユーザになれない人はもちろんだめ.

用紙は今のところは龍谷大学メディア教育支援サイトの申請書ダウンロードには載ってない.

Moodleは, 科目に対応するコースの設置は自動的でなく, まずコース設置を龍谷大学メディア教育支援サイトの申請書で申請する必要がある. 次に学生登録は, 履修登録と無関係で, 自由にできる/教員または情報メディアセンターがやらなければならない. この違いはソフトウェアの機能の違いではなく, 情報メディアセンターの運用方針の違い.

追記(2016-04-26 Tue)

教員用サイトには研究生・TAは登録できないって書いてある…これはコースの教員としては登録できないって意味かも manaba courseの利用について | 龍谷大学メディア教育支援サイト

授業前日までに履修登録しないと授業当日は龍谷大学 manaba course を使えない

追記 2019-04-07 Sun

これは「初回は manaba を使えない学生もいるから教員は配慮しましょう」という教員向けの記事. 学生さんは本登録の期限までにポータルから登録すればよく, 本登録期限までは, 教員は未登録の学生を想定して授業する必要があります.

本文

龍谷大学の manaba course https://manaba.ryukoku.ac.jp は, 毎日1回早朝に(?), ポータルの受講者照会(のバックエンドのデータベース)と同期しているそうです. したがって, まだ履修登録していない学生*1, 今日になってから履修登録した学生は, manaba のコースメンバーリストに現れず, その科目の manaba course を使えません.

出席カードに関しては未登録の状態でも使えて「履修なし」という注記がデータに残ります. 1回目の授業での使用はこれに限定しておくほうがいいかも. この未登録の学生が後で登録したときにデータに反映されるのかどうかは不明. 一方, 単位互換など manaba のユーザ登録そのものがない学生には「匿名で提出する」をチェックするように指示する必要があります. これで自由記述欄に氏名や番号を書いてもらえばとりあえずわかるでしょう.

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2016年前期の履修登録は, 2016-04-13水16:00までだから, 2016-04-14木の授業からはこの問題はなくなるはず.

なお, 主に出席カードを使う科目では https://attend.ryukoku.ac.jp をアナウンスしたくなりますが, 全学授業アンケートは https://manaba.ryukoku.ac.jp からしか回答できないので, 後者(マイページ下部に出席カードへのリンクがある)をアナウンスするほうがいいかも.

f:id:hig3:20160413080053p:plain https://manaba.ryukoku.ac.jp

*1:予備・事前登録科目は最初から自動的に登録されている, からこの記事の心配はいらないのかも

卒業/修了時のデータバックアップ(2016年3月)

学生さん向けにはWebポータルに案内が表示されているのかも. 卒業/修了時のデータバックアップの案内が情報メディアセンターから出ています.

案内の要約

昨年度との違い

  • 今年度は Manaba course, OneDrive もあります. これらもバックアップが必要です.
  • Gmail, Gドライブ=Google Drive などのデータの, 「コンテンツの管理」機能によるバックアップ方法がWebポータルで案内されています.
  • 今年度は卒業式の日も計算機実習室は自習開放されており, バックアップ作業をすることもできます. しかし, 卒業式の日はなにかと慌ただしいので, できる作業は事前にやっておいたほうがいいでしょう.

新たな発見

  • 年度末に退学する場合には, GmailGoogle Apps の1か月の猶予はなく, 3月31日に有無を言わさず無効化されるらしい*1. 何とか生の場合も? 大注意.

昨年度と同じコメント

  • 大学院進学などでひきつづき在学する方も, アカウントとしては, 廃止-新規であり, バックアップ-リストアが必要なのでご注意.
  • 理工学部の方は Linux home もあります.
  • Gmail は POP や IMAP で別のメールアカウントに移した方が便利な場合もあります. hig3r.hatenadiary.com hig3r.hatenadiary.com

*1:銀赤の全学認証を経由していくWebインターフェースはだめだけど, Google Apps側は無効化されていなくて, IMAPとかでは使えるという説

manaba course のコース横断「大学からの課題・アンケート」機能で全学授業アンケート in 確率統計☆演習I

龍谷大学に2015年4月から導入されているLMSのManaba courseですが, 大学全体で実施するような授業アンケート機能も実装されています. 従来から紙でやっている全学の学生による学期末授業アンケートは, 技術的にこの機能で実装できるか? という評価が行われているそうです.

FD企画推進委員をさせていただいているご縁で, 2016-01-08金2の確率統計及び演習Iで試用させていただきました. 教員には回答集計はこんな感じに見えます(旧カリキュラムの確率統計・演習Iの参加者からの回答は含みません). 2016-01-09土時点の集計結果です. この他に教員は, 集計シートというExcelの表(行が匿名学生, 列が設問, セルが択肢番号または自由記述)も入手できます.

hig3r.hatenadiary.com

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理工学部 FD報告会 / FD研修会 参加レポート

FD企画推進委員をやっている関係で, 他学部のFD報告会にまで押しかけていって参加させていただいたこともあるが, 今回は自分の学部のFD報告会とFD研修会に参加. 最近のJABEE(日本技術者認定機構)審査はどこに力点があるかという学部教員による話と, manaba course の基本的な使い方についての朝日ネットの方による話.

全学ポータル / Moodle / manaba / 名簿で氏名を文字化けさせない方法

学内には, ポータル / Moodle / manaba / 教員用履修者名簿 など, 学生さんの氏名を表示する様々なシステムがある. 申し訳ないことに, これらの上で学生さんの氏名が「文字化け」してしまっていることがある. そのような場合, 代用の表示可能な漢字で妥協するなら, 教務課で学生本人が「…で正しく表示されないのでWeb用氏名を変更してください」とリクエストすると, 情報メディアセンターにリクエストが送られて直してもらえるそう.

氏名には難しい漢字もあるわけで, いちばんの元のデータ, 学務システムのデータの「氏名」フィールドには, 必要なら外字も使って, 卒業証書に記すべき本当の漢字で記録されている. しかし, すべてのシステムをこれに対応させることはできないので, 「Web用氏名」フィールドが別にあり, これは代用の一般的な漢字で表現された氏名が記録されている. 上の問題は, Web用氏名でもシステムによっては「文字化け」してしまうという話.

「氏名」フィールドは改姓届でも出さないかぎりやたらに変更できるものではないが, 「Web氏名」は教務課で本人がリクエストすると直してもらえるそう.

学生の通称使用は, これとはまた別?

第17回 manaba セミナー 参加レポート

学修支援・教育開発センターの2015年度のFD指定研究プロジェクトのメンバーにしていただいている関係で, 第17回manabaセミナーに参加. 龍谷大学ではいくつかの学部, コースがmanaba folio や manaba course を利用してきたが, 2015年度から全学的に manaba course の使用を開始している. また, 付属高校/との連携でも使用している. この関係で, 会場では, 学内会議ができるほどの人数の龍谷大学の各学部・センターの職員・教員と合流することになった.

資料はWebに出るらしいが, 一部をご紹介. 4会場パラレル.

manabaを「入り口」とした学内サービスとの連携 ~利用統計に基づくmanaba利用率向上への中央大学での試み~

2014年後期から manaba course を全学導入されたそうで, 龍谷大学の6か月先輩となる. いくつかの学部に既存のLMSや別の manaba course/folio instance があり, 徐々に統合していこうとしているという点でも共通点があり勉強になった. 教員の会議での書類配布や, キャリア関係の学生への文書配布など, 純粋な授業以外にも利用したり, 学内の他システムと連携をしたり, 多様な利用を通じて普及を図られているということだった.

5年間の運用実績から見えてきた利用率アップの施策 (東洋大学)

manaba course としては5年前から利用されているところは珍しく, その蓄積には重みがある. しかし, manaba course にとどまらず, 情報システムの大学への導入に関して, 職員の立場からのたいへん示唆に富む話. 組織内でのシステムの普及というミッションも, 営業活動のようなものかも.

樋口が2013年度にやっていたeラーニンググッドプラクティス共有プロジェクトも, 教員=一利用者の立場からMoodleに関してトライしたもの, と位置づけてみたい.

教員は理論構築できないものは黙っておいたり, 揺るぎない根拠を出せないものは黙っておいたりしてしまうが, 大量のデータと直観に基づき, 「この指標で見るべき」というような話はとても勉強になる.

また, 最近リリースされたばかりの respon (出席カードを単独のアプリとして切り出したもの)を有効に使った講演でもあった.

manaba 活用Tips ~授業での多様な実践事例と工夫~ (4事例)

セミナーでの多くの報告は, 全学または学部レベルだが, これらは, 担当者の裁量の利く科目の枠内の話. それだけに大胆な試みがされており, いい情報をいただいた.