計算科学☆実習Bチームプロジェクト2実施レポート
計算科学☆実習Bチームプロジェクトの2回目のプレゼンテーション.
この科目では数学的に定式化ずみの問題を解くことが多いのですが, 今回は, 確率や確率過程の言葉で述べうるリアルな問題で, 複数の分析方法がありうるものについて, チームがモデルと分析手段を自由に選択できるなど, 自由度を上げています.
自己評価, 相互評価, TA評価, 教員評価をしていますが, 今回はTA評価にのみルーブリックを使っています.
コンテスト紹介:第67回滋賀県統計グラフコンクール
計算科学☆実習Bチームプロジェクト+プレゼンテーション実施レポート とアセスメントのための PowerPoint による発表の音声記録方法
龍谷大学理工学部数理情報学科3年次の科目 計算科学☆実習Bでは, 確率過程の理論, 現象のモデル化, 確率シミュレーションの実行(C )と分析(Excel,R)を学んでいます. その各要素の大部分を統合するものとして, チームで, 与えられたモデルに対して, 確率シミュレーションを実行して, 特定の量を推定し, プレゼンテーションをする課題を行いました.
教員1名で1コースの参加者を複数の部屋に分けてプレゼンテーションをする場合には, アセスメントが簡単ではありません. 今回は, 相互アセスメントも行っていますが, 教員によるアセスメントのためにプレゼンテーションの本番でPowerPoint のナレーション録音をした pptx ファイルを保存しています.
PowerPoint 2016 の「スライドショーの記録」機能
PowerPoint 2016 の「スライドショーの記録」機能で録音すると, 6分の発表で7MBくらい(スライド内に動画やサウンドはありません)*1. もちろん, ジェスチャーや, 物理レーザーによるポインティングや, 原稿を読み上げてるか暗記してるか, チームメンバーの誰がしゃべってるか*2, などは記録されません.
また, ライブレコーディング用でなくアフレコ用の機能ですので, 発表者が意図的にスライドショーを中止して何スライドかもどって録音再開して説明を加えると, そのスライドの録音が上書きされてしまいます. スライドショーの最初から最後まで順方向に中断せずにスライドを説明する前提です. 質疑応答前に録音を止め, それ以降に録音データを含むPowerPoint のファイルを保存する必要があります
瀬田キャンパスで学習者のプレゼンテーションを PowerPoint に記録する方法
ゼミ教室(2-11x)備付のWindowsノートPCには, 液晶ディスプレイの上辺にステレオマイクがあり, 話者とスピーカーの距離が数mで, 両者の向きが合っていれば, この用途では実用的録音が可能でした. 教室のマイク-スピーカーは使っていません. マイク入力端子はないので, もっとよい録音をしようとすると, USBマイクロフォンを(スチューデントコモンズでの貸出はないので)自前で用意する必要があります.
学生さんが一度プレゼンテーションを経験した後で, 「各自で/チームで/複数チーム間でプレゼンテーションを行って, ナレーションが録音された PowerPoint ファイルを提出せよ」という課題もありえるでしょう. この場合は学生さんが自由に使える記録用PCを探すのは少し大変です. 声を出してよい自習室というのがないので, スチューデントコモンズからノートPCを借りるしかありません. 教員が実習室を臨時使用予約するとしても, (自前で用意しない限り)ヘッドセットが備えられていて録音ができるのは語学ラボ教室(3-B106,3-B107,2-119)に限られます.
もちろんタブレットやカメラで動画で記録するというのもありえます. これらの機材はスチューデントコモンズで借りられますが, ファイルサイズが大きくなるので, ファイル提出方法に工夫が必要でしょう.
*1:MP4にエクスポートすると20MBくらいになります. 時間がかかるので現場の教室/ノートPCでエクスポートするのは現実的でないでしょう. また, Windows では問題なかったのですが, PowerPoint for Mac 2016ではコーデックの問題かMP4でもMOVでもオーディオが含まれませんでした
*2:スライドのファイルを別に集める場合, 不細工ではありますが, 題名のスライドまたは各スライドに名前を書いて各スライドの口頭発表担当者がわかるようにしてもらうのが現実的でしょう
コンテスト紹介:第 7 回スポーツデータ解析コンペティション
確率統計☆演習, 計算科学☆実習, パターン情報処理などを学んでいる人が参戦すると楽しいかも. あるいは数理情報セミナーや特別研究のプロジェクトでやるとか. リンク先に過去の受賞例などがあります.
コンペティションの説明スライド(pdf)
今年のコンペティションでは以下の部門が開催されます。
1. 分析部門 2. インフォグラフィック部門 [New] 3. 中等教育部門例年通りの分析内容を競うのは分析部門です。新設のインフォグラフィック部門では、インフォグラフィックを用いた表現を競います。 各部門には以下の種目があります。分析部門・インフォグラフィック部門では、申込時に種目を一つ選んでください。 データの概要は追って説明スライドを掲載します。
(a) 野球 (b) サッカー [New] (c ) バスケットボール
統計検定勉強会その4その5の予定
2017-06-18統計検定に向けた勉強会をあと2回やります. 全学年全級対応. と言っても, みなさんが一緒に勉強する場所とタイミングを提供するだけです. 自由参加. 出入自由. 樋口も参加してますので, 過去の問題その他について質問があればアドバイスできると思います.
- 2017-06-05 月6, 瀬田学舎1号館5階1-534
- 2017-06-09 金16:30-17:30, 瀬田学舎1号館5階1-534
その1では適合度と独立性の検定, その2その3では, (統計ソフトウェアによる)単回帰, 重回帰, 対応のある/ない2群のt検定, 片側/両側検定あたりをカバーしました.
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2014〜2016年]
- 作者: 日本統計学会
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2017/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 田中豊,中西寛子,姫野哲人,酒折文武,山本義郎,日本統計学会
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2015/12/10
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統計検定勉強会その1実施レポート+その2その3の予定
今回は, 学年, 学科, 受験級とも様々な方が参加してくれました. といっても2級が最多数派.
2級の頻出問題である独立性のカイ二乗検定は, 確率統計☆演習IIでは検定日以降にならないと出てこないということで, 全員が共通して学ぶべき事項になっています. そこで, 演習中心でなく, 樋口による最短距離の解説で.
次回以降はこんな感じ.
- 2017-05-26 金5, 8-B103. 単回帰・重回帰, 対応のある/ない 2群の母平均値の差の検定, 片側検定.
- 2017-05-29 月2, 3-103. 信頼区間, 母平均値のt検定, 対応のある/ない 2群の母平均値の差の検定.
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