樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

2016年度入学前学習課題の完結

2016年12月から, 入学予定者向けに入学前学習課題(数学)で入学準備のお手伝いをしてきましたが, そのゴールがプレイスメントテスト. その後に, 入学予定者のみなさんの作成された学習課題解答ノートを提出していただき, 各学科の教員が取り組みの成果を見せていただいています. ノートはその後, お返しする予定です.

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2017年度のプレイスメントテスト(数学)とMaple T.A.によるフォローアップ課題の説明

新入生のプレイスメントテスト(数学)の会場にお邪魔して, 判明した弱点を補強するフォローアップ課題のやり方を説明しました. 各自がWebベースの数学オンラインテスト Maple T.A. を利用して学習します. 初年次学習支援センターの支援のもとで, 5月末までに, 5個の課題に取り組みます.

入学前が学習サポートの Rstudy と似ているシステムではあるんですが, Moodle は挟んでいなくて, Maple T.A.を直接使っています.

プレイスメントテストとは

「高校で物理やってなかったので物理のプレイスメントテストが不安です」のような声をよく聞きます. 高校生の方がテストという言葉に反応しちゃうのはわかりますが, これは英会話やスポーツで言うレベルチェックのようなもの. そういう場合は0点が正しい結果です(こっちから送った入学前学習課題で物理をやったひとはその到達段階に応じた点数でなきゃいけませんよ).

例えば数理情報学科では, 高校で物理はやってきてほしいわけですが, 物理をチェックしない入試形態もあるわけで, これは, 他にいいところがあれば高校での物理が不十分でも, 入ってから必要に応じて補う, 教員がサポートする, ことでなんとかなるはずという判断の表明です. このプレイスメントテストでは, 補う必要がある学生さんが自分で認識し, サポートする必要がある学生さんを教員が認識することを目的としているわけです. だから, 不十分な人は低い点をとってもらいたいわけです. 短時間のテストなので, 過去問を先輩から聞いて, 出題傾向を分析して, 一時しのぎでなんとかする, ことも不可能じゃないと思いますが, そうやって実態を表さない高い点をとると, 本来得られるサポートが得られなくなってしまいます.

情報メディアセンターのeラーニングシステム(Moodle)が3.1.x LTS にアップグレード

情報メディアセンターのeラーニングシステム(Moodle) https://moodle.media.ryukoku.ac.jp が2.7x LTS (May 2017でLTS期間終了)から 3.1.x LTS にアップグレードされました. 最長でサポート終了の May 2019 まで 3.1.x でいく可能性があると思われます.

樋口の運用する Moodle https://learn.math.ryukoku.ac.jp/moodle も当面は 3.1.x です.

龍谷大学学修支援・教育開発センター2016年度FD自己応募研究プロジェクトポスター展示

樋口が企画推進委員をさせていただいている学修支援・教育開発センター)の, FD自己応募研究プロジェクトのポスター展示が瀬田学舎の1号館ロビー, 深草学舎和顔館1階ギャラリーで行われてます. だれでもコメントのポストイットを貼れるようになってますのでどうぞ.

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コンテスト紹介:アカデミックパス サービスアイデアコンテスト

大学生に役立つ, 学籍番号と在学確認を利用したWebサービスの提案を求める「アカデミックパス サービスアイデアコンテスト」があるそうです.

アカデミックパスは、学認(GakuNin)基盤を利用したハイブリッド認証システムを採用し、オンライン上での学生認証をスピーディーかつ簡便に行える認証基盤です。 この基盤を利用して、学生の学びや生活、就活等を応援する、新しいサービスを生み出していければと思っています。

アカデミックパス サービスアイデアコンテスト

2017年度特別研究メンバーの3月のミーティング

特別研究(卒業研究)は, 科目としては4月から開始するわけですが, Team539 の人々は, 2週間に1回くらいのペースでミーティングしています. とは言っても, 3月1日からは就職活動=広報活動もあるので, 7人全員がそろうということはなかなかありません. 学内でも説明会があるので, それとうまくつながると効率よいのですが.

今日は, 研究計画の相談や, 論文紹介や, エントリーシート作成の相談などをやってました.

第13回 統計教育の方法論ワークショップで「大学の確率・統計教育における LMS と数学オンラインテストの利用」を発表

2017-03-03金, 第13回 統計教育の方法論ワークショップ (政策研究大学院大学)で, 「大学の確率・統計教育における LMS と数学オンラインテストの利用」と題して確率統計☆演習I計算科学☆実習B でのSTACK の使用について発表しました.

  • 樋口三郎, 大学の確率・統計教育における LMS と数学オンラインテストの利用, 統計教育実践研究第9巻, 25-28, 2017年3月, 統計数理研究所共同研究リポート379