Moodle Moot Japan 2013 第5回 日本ムードルムート Moodleの教育者と開発者のための研修会 2013年 3月2日(土)~3日(日)
http://moodlejapan.org/home/course/view.php?id=54&topic=0#section-1
で, ライトニングトークをさせていただきました.
ユーザ視点から見た種々の評定インポート方法
http://moodlejapan.org/home/mod/forum/discuss.php?d=572
Audienceが予想外に多かったのは, "Moodleを利用した授業アンケート"x2 の直後だったからでしょうか. 途中で, "CSVインポート使ったことのある人は?"と手を挙げてもらったのですが, これは予想外に少数でした. かなり使い込んでいる方でも, かならずしもインポートはされるわけではないんですね. これはMoodleを使い始めて最初の何番目かに使う機能かと妄想してたので, 「どういうシーンでMoodleへの評定インポートが必要か」という説明が不足してしまったと反省しています.
樋口がMoodleに評定をインポートするのは次のようなシーンです.
- 紙の答案の点数をいったんExcelに記録して, その後Moodleに転記する
- 分担のある授業での他の担当者の分の点数, 紙の出席カード集計を教育補助員にお願いした結果, などExcelワークシートでもらって, Moodleに転記する.
- TAだったら直接Moodleに入力しろって言うんですけどね.
- コースの途中で別のMoodleサーバに移転したとき, 前半の評定を後半にまとめる.
他にもこんなことがありそうです.
- Moodleとは別の学習支援システムの出力する点数をMoodleに取り込む.
- Moodle instance間の評定データの移動. 例えばコースとその評定を学科のMoodleから全学のMoodleに移す.
このようなときは, username, uid, emailのようなユーザ識別子が一致しているとは限らないので, プロファイル任意フィールドのIDナンバーを使って対応させるという策は理解できます.
きっとこのXMLによるインポート/エクスポートというのは, 本来は, 他のコース, 他のMoodleサーバとの間で, 評点をバックアップ, リストアするための機能なのではないかと思います. それに加えて, 他のシステムとの連携ですね.
Moodle Moot は高知, 三重, 東京と3回目の参加ですが, いつも楽しいミーティングです.
Proceedings
Proceedings がでました. Editorの松木先生ありがとうございました.
- 樋口三郎, ユーザ視点から見た種々の評定インポート方法, in The Proceedings of Moodle Moot Japan 2013, 59-60, Tokyo, 2 March 2013.