商用LMSのmanaba courseでは, 学生さんの提出したレポートのテキストやファイルを教員がレポート課題ごとに全学生分まとめてダウンロードすることができます. これらを, 複数の課題串刺しで, 学生別に並べ替えや分類したい, ことがあると思います.
個々の学生の提出物を一覧するmanabaの機能としてはポートフォリオがあります. しかし, レポート設定時にポートフォリオへの保存を指定しておかなければいけませんし, ローカルマシンへの一括ダウンロードはできないと思います.
Windows の場合, 次の手順で, ダウンロードしたファイルを学生順に並べかえることができます. assignments のサブフォルダ allの中に, ファイル名=学籍番号 順にソートできる状態ですべての提出ファイルがコピーされると思います.
- 「提出物を1つのフォルダにまとめる 」にチェックを入れ, 課題ごとに zip をダウンロードする.
- 空のフォルダ(例) assignments を作り, その中にすべての zip を「すべて展開」する. (例) report-933913-1007977 など複数のサブフォルダができ, その中に .txt などの学生別ファイルがはいっている状態になる.
- assignments 内に, 次のバッチファイル collect.bat をメモ帳などで作る. 環境によっては, 半角\が半角¥と表示されることもある. 1.コマンドプロンプト起動. cd assignments した後, collect.bat を実行.
manaba の複数レポート課題提出物を学籍ソートできる形にコピー
オンライン入力レポートの場合は, 学生ごとに report.txt というファイル1個だけが提出されたかのような状態になる. この場合も上の方法は適用可能. さらに, テキストファイルを連結して1個にしたいと思うかもしれない. その場合は次のバッチファイルで.
manaba の複数オンライン入力レポート課題提出物を学生別に連結
ここではWindowsのコマンドプロンプトのバッチファイルで書きましたが, もちろん, Python, Ruby, Perl などの言語で同様のことができます.
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