樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

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統計検定と数理情報学科における統計学カリキュラム

統計検定をとろう - 樋口三郎の授業情報@龍谷大学理工学部数理情報学科でも書いたが, 統計検定は日本における統計学の正統的な検定.

現在, 2015-06-21検定の受検申込受付中. Webから申し込める. いちばん近い受検地は大阪. 将来は瀬田で団体受検とかできるといい?

統計検定をとろう - 樋口三郎の授業情報@龍谷大学理工学部数理情報学科では数理情報学科統計学カリキュラムと統計検定との対応を説明したが, 少し不自然に感じられた方もいるかもしれない. 専門科目の確率統計及び演習I, IIを履修しても, 2級(大学基礎科目程度)には届くけど1級(統計学専攻)には届かない. 3,4年で統計学に関係する/を使う研究をしても1級は少し遠い. それは, 数理情報学科のカリキュラムが不足しているから, ではなく, 2級と1級の間が空きすぎているから. 日本には統計学科というものは長らくなかった(データサイエンス副専攻はあるけど)わけで, 学科の学部卒業生全員が1級に合格しうるような学科は日本にないのではないかと思う.

ここで朗報. 2級と1級の間に統計検定準1級が新設される.

出題範囲表サンプル問題を見るかぎり, 数理情報学科の科目

を履修すると, 出題範囲の前半のかなりの部分がカバーできる. しかし, 後半は一部しかカバーできないようだが, この部分は, 3問中1問を選択という選択問題として出題されるようなので, 合格のために全範囲をカバーする必要があるのかどうかはわからない. 数理情報学科3,4年生にとって, よい目標になるといいと思う.

追記(2016-04-26 Tue)

ついに団体特設会場受験を瀬田学舎でやります.

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