樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

あけましておめでとうございます(2014)

新年度あけましておめでとうございます.

何人の人が既に言ったかわからないが, 年賀状は4月に書くべき(年度が4月に始まる人は). 昨年度のプロジェクトの振り返り, 新年度のプロジェクトの説明, 離任, 着任, 異動の挨拶にはいいタイミング*1. 授業が一巡した+ちょっと遅れたのが今日.

授業

2010年は力学の年だったが2013,2014年と統計の年.

計算科学☆演習II

ここ3年連続で, 断続的にはもっと長く担当している確率過程, 統計解析, 数値計算などの授業. 今年は同僚の教員と1/2ずつで共同担当(学期の前半後半での分割)となったのがとてもいい機会. これまでの資料を他の人が見られるようにまとめよう, とか, デザインを根拠とともに説明しよう, ということになるし, 授業においでいただいてコメントをいただけるし. すみません去年までの演習問題リストこれからまとめます>>共同担当者. 半期換算1科目でも前半には週に2倍の仕事があることを発見中. さらに時間割の妙で受講者は例年の2倍.

理論物理学特論

2013年度の後期から前期に移ってきた. 内容はMCMC. 去年から講義と(計算機による)演習のバランスに悩み中. 去年は逆変換法や2変数の乱数生成にずいぶん力をいれたが, 今回は棄却法中心で. Metropolisって棄却法でしょ. でも次は一般化線形モデルをやりたいので, この内容は最後かも.

総合演習

ここ2011年度から連続で担当している3年生必修のキャリア教育科目. カリキュラム変更の関係で, 2015年度を最後に他科目に吸収されて消滅するので, 残り2回. でもなかなか改良すべき点が減らない. 2013年度からはグループ共同作業を取り入れていて, ePortfolio, Maharaがフィットする科目. 2013年度はなんでもMaharaでやろうとしすぎたけど. 今年は相互評価はMoodleのWorkshopを使う予定.

インターンシップ

昨年度は龍谷大学協定型インターンシップ(RK)の担当教員をさせていただいた(楽しかった)が, 今年度は大学コンソーシアム京都インターンシッププログラム(CK)のビジネス・パブリックコースのコーディネーター. 実質的に始まるのは6月だからまだのりがわからないが, スケジュールは, 協定型は半期授業, CKは集中講義(だから計算科学が前期の前半に偏っててちょうどいい)っていう感じ. また, RKはゼミ単位でのグループワークがかなりきっちり決まっているが, CKの方は教員に任される範囲が広い感じ. CKは大規模でコーディネーターがぜんぶで30人以上. その中に龍谷大学の教員だけで(RKと同規模の)6人いる. キャリア教育がご専門の方は少ないが, どこかでインターンシップ(先)と専門との接点がある方は多いみたい. 当然だがいろいろな大学の学生が混ざっているので, どこかの大学のLMSを使うわけにもいかないし, 龍谷大学で事前学習をするときにもアカウントがないので実習室を使うわけにはいかない. 作戦としては…いやコンピュータがないと授業ができないということはないのか.

確率統計・演習I

ここ2年間担当していた全学部1年生向けの「生活の中の統計技術」(クリッカーをだいぶ使った. 高校の数学を仮定して半期で区間推定まで)の代わりに(?)担当する数理情報学科2年生向け科目. 数学系学科の専門科目だが, 測度とか確率空間とかののりではないし, 数理統計学でもない. 統計が中心で, 必要な確率も用意するという感じ. そうすると「生活の中の統計技術」と同じな気がしてくるが, 今回は数式が使える. 統計教育の方々によれば, PPDAC=Problem-Plan-Data-Analysis-Conclusion の全ステップを実際にやってみることが大事, とのことだが, どこまでできるか.

情報処理の基礎

計算科学☆演習IIが半分に減少した(上述)分で担当できることになった1年次後期の科目. 典型的な計算機科学導入科目ではなく, かなりハードウェアよりの科目. 樋口がふだん生活しているよりもずっと下のレイヤーなので, チャレンジである.

Administration

広報委員

ここ2年間担当して, 大学本部の作る冊子体の広報媒体の編集のお手伝い, 研究室公開, 学科Webなどをやっていたが, Web的には多く懸案を残したまま引き継ぎしそうになりつつ, 最後の悪あがきをしているところ.

教務委員

2年任期の教育コーディネーションの委員. 前回は2001-2002年度に担当していた. 今回引き継ぎを受けたところ, 前回自分が作った資料が一周して戻ってきた. 当時は, 配布資料はHTMLで書いていたのだった(desktop が Linux だったから, Microsoft 製品は不便だったのだろう. また, 当時PDFはSEO的によくなかったような気が). 当時は自分のWebサーバでいろいろ資料を公開していたが, いまならLMS(Moodle)やOnline Office Suite(Google Apps for Education)でもっとうまくできそう. しかし, 最近の年度の資料はファイルサイズで見ると当時の何十倍かになっていて, 近年の委員はお忙しかったのだろうと思う.

FD企画推進委員

龍谷大学大学教育開発センターのadvisory board的な(?)委員. 前身の大学教育開発センター運営委員のころから, 数年間担当させていただいていたが, さらに2年担当させていただくことに.

この他の活動

この他の活動もあるわけだが, ここでは書きたいことだけ.

今年度もよろしくお願いします. なお, ここに書いた抱負は後から改竄することがあります.

*1:まあ年度サイクルで作成する教員活動自己点検報告書をここに公開すればよいという話かも