樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

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Visual C++ 2008でfreeglut

freeglutは, GLUT(The OpenGL Utility Toolkit)の, free(X-Consortium License)な上位互換の実装. GLUTは日本のユーザには床井先生のWebページGLUTによる「手抜き」OpenGL入門 および本で知られているかもしれない.

2002-2005年頃に, 計算科学☆実習IIという, 確率モデルとその可視化の授業でGLUTを使っていたのだが, 2011年度にひさしぶりにこの授業を担当することになったので, 今回はfreeglutのインストールを申請した.

Visual C++ 2008 on Vistaを主な開発環境として想定している. VSのIDEからも, VSコマンドプロンプトのcl.exeでも, 特別なオプション無しに

#include <GL/glut.h>

で使えることを希望していた(申請ではそこまで明確に述べなかったが)

インストールが完了したということで検証したところ, ヘッダーやライブラリは Microsoft SDK 6.0a 以下にインストールされ(ちなみにopengl32.libもここに含まれている), ここはsearch pathに入っているらしく, 希望通り, 何の追加設定もなくコンパイル, 実行できた. このpathを探すのには, cl.exe の /showIncludes コマンドラインオプションを使った. glut32.dllも使える状態になっていた(場所は探し忘れた).

GLUTによるOpenGL入門2 テクスチャマッピング [CD-ROM付]

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