樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

龍谷大学理工学部の2019年度新入生の個人用PC準備

  • 2020年4月先端理工学部入学生向けには, ノートPC必携化の公式情報があります.

(前提)授業/自習でのPC使用

(どんな)個人PCが必要かどうかは, 理工学部内の学科, 年度, またその人の必要性とのりによるので一概には言えない. が, 以下はなるべく一般論*1

龍谷大学のPCを使う授業では, 実習室に設置されたPCとソフトウェアを使うので, 授業に個人のPCを持ってくることを求められることはない.

自習用には, セルフラーニング室図書館のPCが使える. これ以外に, 理工学部や学科の実習室で自習に使えるものもある. ラーニングコモンズで1日単位で貸出されるノートPCも使える(持ち帰り不可).

個人用PCは便利

それにも関わらず, 自宅から持ってこられる個人用ノートPCがあると便利な理由がいくつかある. 入学した初日に必要ってわけではないので, 入学後に本当に必要と感じられたタイミングで買うというのもありでは.

理工学部のある瀬田学舎の実習室は, 深草学舎と比べて数に余裕があるので, PCを使いたいのに実習室に空席がないということはほぼないのだが, 開室時間が平日の9:20-19:30だけ. 休みの日や夜遅くに勉強することが必要なら(ほぼ必要だと思うけど), 個人用PCが必要になる.

持ち運びできる軽いノートPCは便利 - デスクトップ or 軽い or 重いノートPC?

自宅だけで使うならデスクトップや重いノートPCでもいい. 軽いノートPCは家から大学に持ってくるのも, 常時携帯しやすい, デスクトップや 重いノートPC より高価. しかしそれだけの価値はある.

ノートPCを携帯していると, 学内の実習室でないところで共同作業できる, 相談しながらソフトウェアのインストールや設定ができる(結局, スクリーンをいっしょに見ながらやらないと相談できないことは多い), 家と大学で同じ環境で作業できる.

瀬田学舎に Wi-Fiと電源は整備済み

このような使い方に備えて, 瀬田学舎内ではかなり多くの場所でWi-Fiが利用できる. スチューデントコモンズ, 図書館, 1-612実習室などでは, 個人用PCを電源に接続して使用できる.

ソフトウェアの準備

2019年度の実習室のOS/ソフトウェアバージョンはこれ.

理工学部の学生が無料で使えるソフトウェアがある. 特に Microsoft Office. これらを個人で購入する必要はない.

理工学部 利用可能なソフトウェアライセンスについて

Acrobat, Photoshop, Illustrator を含む Adobe Creative Cloud は, 実習室のPCでは使えるが, 個人のPCで無料に使えるわけではないので, デザイン志向の人の中には買いたくなる人もいるかも. 個人で購入するならAdobe Creative Cloud(アドビ クリエイティブ クラウド) コンプリート|学生・教職員個人版|12か月版|Windows/Mac対応|オンラインコード版. 瀬田キャンパスでは大学生協の店舗でも販売されている. ただし, 学科によっては, 3,4年で研究室に配属されるときには, 研究室で自分の使うPCに準備されていることはありうる.

学科によっては, Mathematica, Maple, MATLab のような数式処理, SolidWorks のようなCADソフトウェアを使ったりするかも. 個人PCで自習することが前提になっている場合には, だいたいサイトライセンスなどで無料で入手できるようになっている. 特に欲しいソフトウェアがある場合も, 大学生が安く購入できるアカデミックライセンスの設定されているソフトウェア製品もあるので, よく確かめたほうがいい.

OS/ハードウェアの準備

タブレットはあり?

スマホタブレットは, 情報検索やコミュニケーションや画像動画音声の記録再生には役に立つけど, 理系的な成果物を自分で生み出すときには能力不足になることが多いと思われる. 例えば, 求められる入力の速さは(達人以外は)フリック入力では足りず, ハードウェアキーボードを要する. また, iOS/Android/ChromeOS には多くのアプリがあるとは言え, 科学技術用のアプリケーションの数と種類ではWindows/Mac/Linux に負ける. 実際, 理工学部の授業では, 授業内/自習用に Windows/Mac/Linux でしか動かないアプリケーションを多く使用している.

逆に言うと, ハードウェアキーボードを備えWindows でうごくタブレット(Surfaceシリーズとか)なら, ある程度使える可能性はある. CPU/メモリー/ストレージが十分かどうかは学科によるだろう.

Windows or Mac

実習室のPCは, 瀬田学舎はすべてWindows/Linux, 深草学舎Windowsが大多数. 個人PCの利用者比率も, Windowsのほうが高いと思われる. 実習室や友だちと近い環境で使いたかったらWindowsにしておくほうがいいだろう. 一方, 授業で必要なことはほぼぜんぶMacでもできるので, 自分で工夫して環境を整えるのが楽しめる人は Mac でもいいだろう.

マイクロソフト Surface Go(4GB/64GB) シルバー MHN-00014

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Linux

理工学部の情報系のプログラミングなどの授業では Linux を使っていることが多い(実習室のPCでWindowsUbuntu Linux のdual bootになっている)が, MacOS Xのターミナルでも間に合うし, WindowsWindows Subsystem for Linux仮想マシンcygwinを使うこともできるので, 個人のPCを買うときにはあまり考慮しなくてもいいだろう.

プリンタ

大学の実習室のPCから実習室のプリンタで印刷したり, 自宅からWebでアップロードして実習室のプリンタで印刷したりすることもできるが, 開室は1講時初めの9:20なので, 1講時初めの提出には間に合わない

WebやUSBフラッシュメモリ経由で, コンビニのコピー機に印刷することもできるが, もちろんコンビニに行かなければならない.

プリンタが必要かどうかはその人のスタイル次第だろう. こちらも, 入学した初日に必要ってわけではないので, 入学後に本当に必要と感じられたタイミングで買うというのもありでは.

入手方法

大学や学部公式の指定/お奨めというメーカー/機種/販売店はないが, 大学から近距離でPCを扱っているお店.

*1:樋口は理工学部内の情報教育に関わるメディア教育委員, 共通的科目運営委員(計算機)というのをやってるが, 以下はまったく私的な見解