樋口三郎の授業情報@龍谷大学先端理工学部数理・情報科学課程

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Google ドライブ ファイル ストリームが龍谷大学 G Suite (Google Apps)で利用可能に - 自宅でもGドライブ

Googleから, 企業・教育向けの G Suite で, (Googleドライブ同期アプリの後継である)ドライブファイルストリームがリリースされたが, 龍谷大学 G Suite (Google Apps for Education) でも有効化されて各ユーザが使えるようになっている. 自宅や研究室の(実習室以外の)PCで, 次をダウンロードして実行する.

Drive File Stream とは

ドライブ上にファイルの実体があるように見えて, 実際は置かれない(容量は食わない)が, アクセスした瞬間に取ってきてくれるもの. したがって, 1個のファイルをアプリケーションで開いて編集するならそれほど気にならないが, find したり, 複数のファイルを次々に open close し始めるといっきに遅くなる. その年代の人なら, キャッシュありの(?)ネットワーク透過なNFSみたいなもの, Emacsじゃなくファイルシステムレベルで実現されたTRAMPやange-ftpみたいなもの, と言ったら通じる?

龍谷大学IMCの独自実装 G Drive

実は, 龍谷大学情報メディアセンターでは, Drive File Stream と同機能を持つ(少なくともユーザからはそう見える) G Drive を独自に開発して, 計算機実習室のPCにインストールして, 使用を促していた(地味にすごい. ひょっとしてGoogleに売りつけた?). アナウンスがあるまでは, 実習室ではインストールされた G Drive を使い続けたほうがいいだろう. ドライブファイルストリームがリリースされたことにより, 実習室以外でも, Macでも, 同等の機能が使えるようになる.

hig3r.hatenadiary.com

Team Drive はまだ

一方, Team Driveは龍谷大学 G Suite (Google Apps for Education) では有効化されていない. 一般に Google Drive 上のDocumentやファイルは, いろんな共有はできるが Ownerは決まっている. Ownerが G-Suite のユーザでなくなると(大学ではそういうことは1年に1回のペースで起きる), 共有相手からは引き続きアクセスはできるのだが, いろいろ面倒なことになる. マイドライブ上が散らかっちゃうとか. ということで, 抽象的な Team を owner とする共有をできるようにしたものと理解している. こういうのは, 永続するけど人が次々入れ替わる 研究室, プロジェクト, 委員会などでの共有に適している. しかし, 運用上は, quota をどうするか, とかがややこしいのかもしれない. gsuite.google.jp