龍谷大学では, 2015年4月から学生・教員が Office365 経由で Microsoft Office を無料で使えるようになった.
個人用PC/タブレット/スマートフォンでの Word, Excel, PowerPoint の利用 (Office365, 無料) - 樋口三郎の授業情報@龍谷大学理工学部数理情報学科
しかし, そう言われても, すでに Office を持っていた人にとってはあまりありがたみがなかったかも.
ここで初めてありがたみを感じられる例(ただし Mac ユーザのみ). 秋にリリースされる Office 2016 が先行して無料でダウンロード・使用できるようになった.
https://portal.office.com からインストーラをダウンロードして実行した後, Wordが自動的に起動し, @mail.ryukoku.ac.jp のアドレスでサインインすると利用可能になる.
追記 2016-01-03 Sun
「カスタマイズ」からアプリケーションを選択してインストールすることができる(OneNoteはインストールしない, とか)が, このとき いちばん下にでてくる Microsoft AutoUpdate も選択しておかないと, 以後 Office が自動アップデートされなくなってしまうのでご注意. メニューのヘルプ>更新プログラムのチェック, もこれを呼び出しているだけなので同様に機能しなくなる. Office365 版でない Microsoft AutoUpdate がインストール済みでも, ここで新たに Office365版 の Microsoft AutoUpdate をインストールする必要がある. 現時点ではバージョン3.3.
学内ネットワークからの利用の問題
(追記:2015-09-15 Tue 以下の問題は認証サーバ側の設定変更によって解消したそうです)
ファイヤウォールでインターネットから隔てられた龍谷大学学内ネットワークに接続された Mac では, このサインインが失敗することがあるようだ(通常のプロキシ設定を正しくしていても). 認証を担当するサーバ adfs.ryukoku.ac.jp に転送される過程で「不明なエラーが発生しました」と言われる.
回避策群1
要するに, 最初1回のサインインの際だけ, 一時的に学外でインターネットに直接接続すればよい.
ダウンロードでなくサインインだけなので, 通信料従量制であっても大した通信料にはならない. 最初のサインインが済めば, その後は学内ネットワークに再度つないで, 上記の接続は解除してよい.
OneDrive for Business は, 上記の接続を解除すると学内では使えない. 解除しない場合, OneDrive の通信量は大きくなる可能性があるので注意.
回避策2
以下, RINSの方に教えていただいた情報, これは, adfs.ryukoku.ac.jp のIPアドレスが, 学内/外向け DNSで異なり, 学外向けDNSに登録されたIPアドレスだと認証が機能するとのこと. したがって,
- /etc/hosts などで学外向けIPアドレスを 強制する
ことで機能した例があるとのこと*2.