滋賀県中学校教員をしている,10年くらい前のTeam539卒業生が来訪.お元気そうでした.お引っ越しが近いそう.
滋賀県中学校教員をしている,10年くらい前のTeam539卒業生が来訪.お元気そうでした.お引っ越しが近いそう.
LMSでは,「整理」のために,いったん公開した成績やフィードバック,課題そのもの,コンテンツ,科目そのものを,教員が削除や非表示化することができる.
ここでの主張:削除や非表示化が必須である状況は少ない.どうしても必要なときは,その方針と時期を科目受講者に事前に伝えるほうがいいだろう.
以下は龍谷大学の状況/用語と,龍谷大学のLMSである manaba に即して記述する.
レポートの成績とフィードバックが残っていると,学習は,次のレポートや活動が発生したときに,前回から修正すべき点を思い返して,修正することができる.
次のレポートがなくても,学習者は振り返ることができる.特に,科目の最終成績公開は,提出物とフィードバックを振り返るよいタイミングとなる.
科目の清秋成績公開時に以前の成績とフィードバックが確認できると,成績計算のミスがあって成績疑義を提出すべきかどうか正確に判断できる.成績疑義を提出する際にも,疑問点を的確に記述することができる.
提出されたレポートが残っていると,最終レポートを組み立てるときの材料になる.
manaba のポートフォリオはその一例で,学生の提出したレポートを学生が保持し,(教員が決定した方針に従い)公開したり,教員と限らない他の人からフィードバックを受け取ることができる.eポートフォリオと呼ばれるシステムの(LMSと深く統合された形態の)一例である.
コンテンツ(レジュメや動画)が残っていると,後の時期に別の科目で,この科目と統合して考察・理解したくなった学生に役立つ.
よいテスト問題の作成には労力がかかる.過去問として流通すると正確な評価にならないタイプの問題があり,そのタイプの問題を秘匿しておいて再利用したい,というのは,教員側の自然な欲求である.
点数やフィードバックは受け取ったときにメモ,レポートは提出時にファイルを残す,コンテンツは読むたびにダウンロードして保存する,ってすればいいじゃん.レジュメや提出レポートやレポート返却が紙のときは学生が(コピーして)保存してたよ?
それは真実だが, manaba の科目内には,科目内容を一番よく知る教員が整理・配列した状態でこれらが置かれている.それをそのままの形で参照したいというのは学生の自然な欲求だろう.自分の提出するレポートファイルと,レポートの作成指示とを組にして保存しておく?「消去されるかもしれないから」というだけで全科目全課題についてやっておけというのは非効率だろう.
以上のもの(ポートフォリオを除く)をまとめて非表示にする方法として,教員は科目を非表示にすることができる.
学生・教員の manaba のホームには多くの科目が表示されるため,収容した科目を非表示にして整理したいという気持ちが起きる.
しかし,整理にはもっといい方法がある.ユーザごとに,後期科目だけを表示することを選択できる.ユーザ別に科目に★をつけて整理することができる.
教員が科目を「使わない科目」にすると,他のユーザの意志に拘わらず,すべてのユーザに対して科目が非表示になり,科目内のコンテンツに一切アクセスできなくなる.
特に操作しない場合,科目は,新たな書き込みや受験や提出はできないが,参照のみが可能な状態で,4年間(受講者の在学が想定される期間)は残る.
課題やテストはLMSで行うことが増えているが,樋口の対面授業科目では,指定の紙に記入してもらって回収する形式も多く使っている.学期末には研究室に大量の紙がたまるが,成績計算にミスがないことがはっきりした学期終了後の9月末にはリサイクルに出してよいことになっている.枚数を概算してみる.
ワークフローはこう.
紙のメリット(LMSのデメリット?)はいくつか.
専用の紙を配って記入してもらうけど,提出は学生さんがカメラ撮影してLMSにアップロードという方式も考えられる*4.まあそれでもいいのだが,あまりに高性能なスキャナが課程事務室にあって,Moodle LMSのDocument Converterにこれを上回る設定ができないということが大きい.教員による添削も添削も,数式やグラフに加筆するのは手書きのほうがLMSの採点ツールより楽ということがある*5.
*1:余裕を持って印刷するので,他に余りの用紙がでるが,これは両面片面に応じて裏紙または即リサイクル
*2:
*3:
龍谷大学の個々の科目のWebシラバス(授業内容などを記したもの)のページには, 固有のURLがあります. 2023-03-13からURLの形式が更新されました*1
学外公開用シラバス
https://syllabus.ws.ryukoku.ac.jp/acrsw/CSylNoSSO/CNoSSO.do?i=シラバス管理番号&n=年度
例:https://syllabus.ws.ryukoku.ac.jp/acrsw/CSylNoSSO/CNoSSO.do?i=Y001013010&n=2022
専任職員, 専任教員のICカード職員証でメディア卓, メディアワゴンを開錠可能な(=講師控室のハードウェア鍵が不要な)瀬田キャンパスの普通教室, ゼミ教室(計算機実習室は別に).
括弧内は2021年度中に利用可能になるはず.
出講手帳2020 (学内のみ) と最近のメディア委員会報告と担当の方からいただいた情報をつなぎ合わせた. 出講手帳2021にはこの情報は見える形では載ってない(と思う).
ポータルに案内が出ました.
新 教育系情報システムのご案内 公開期間 : 2021.03.31 18:30 2021.04.30 18:30 カテゴリ : システム管理者から 発信元 : 情報メディアセンター事務部
情報メディアセンターの Microsoft365マニュアル https://www.media.ryukoku.ac.jp/ms365/microsoft365signin.pdf の通りやれば, 下に沿って理解する必要はありません.
龍谷大学のLMS manaba courseのログイン方法が2021-02-27から変更された.
入力
(https://manaba.ryukoku.ac.jp/s/home_campusnews_1816919から引用)
独立に2021-03-15から, 全学統合認証にMicrosoft365のMicrosoft Authenticatorモバイルアプリなどを用いたパスワードセルフリセットが導入された.
ポータル通知
全学統合認証パスワードセルフリセット(3/15より設定必須) 公開期間 : 2021.03.08 15:00 2021.04.16 23:59 カテゴリ : システム管理者から 発信元 : 情報メディアセンター事務部
(1)(2)の2つの結果, (2)を実施していないユーザが manaba にログインするとき, メールアドレスとパスワードの入力の後, manabaに到達する前に, 下の様な, Microsoft Authenticator 導入を推奨するページが表示されるようになった*1.
こんなページが表示される.
情報メディアセンターによれば, スマホからの作業では2をお奨めするとのこと
https://www.media.ryukoku.ac.jp/ms365/microsoft365signin.pdf
いちおう, 3. を選んだ場合の動画. 3.を選ぶまでのところは同じはず.
龍谷大学manaba courseへのログイン(2021年3月)
類似のページが表示されるけど, そこでスマホを取り出して(2)をすればよいと思われる.
*1:学生さんのMUさん, KKさんに協力してもらって取得した画像
(学生さんからの届出による, 合理的な配慮のための)「対面授業のオンライン配信にかかる講習会」(瀬田の初回2020-09-15火13:30)に行ってきました
瀬田学舎のマイクあり講義室にすべて収録用音声出力端子(ワイヤレスマイクと選択されたソースのミックス)が備えられるようになるそう. すばらしい. 教員音声に関しては, オンライン配信の基本的な授業運営モデルよりクオリティが上がる. 教員は, ワイヤレスマイクだけを持って, 黒板全体や教室全体を移動しても, 音声をクリアに送れる. どの教室でも下の2つができるということ.
hig3r.hatenadiary.com hig3r.hatenadiary.com
端子は上記の教室のような RCAメスx2 ではなく, 3極3.5mm x1. パネルの端子でなく, こんな感じのケーブルで出ている. これを, PCのマイク入力して, ビデオ会議システム(Meet)でも, マイクとして指定する.
Syncwire オーディオケーブル 高耐久ナイロン auxケーブル 3.5mmステレオミニプラグ ヘッドホンケーブル スピーカー/車/iPhone/Android - 1m
PC側のマイク端子が, イヤフォン・マイク兼用の4極3.5mm である場合(例MacBook), これで変換する必要がある. マイクロフォン側(赤)に挿す. このY字も教室に備えられるそう.
エレコム オーディオ変換ケーブル (3極メス×2-4極オス) 3.5mm【ヘッドセットをPCで使用するための変換ケーブル】 AV-35AD02BK
サンワサプライ ヘッドホン+マイク用変換アダプタケーブル(3極メス×2→4極オス) KM-A25-005
USBオーディオはRCAの入出力であることが多いので, これを使う.
ゼミ教室などのマイク無し教室では, 貸出スピーカーマイクを使うのを推奨. 逆に言うと, 外部マイクと教室スピーカーの併用パターンはなくなった. こういう教室では, 学生の発話が多い授業が多いということもある.
ノートPCによってオーディオ入出力は異なるので, 実際に使う機器で試しておくことが必要(部屋については, 響きや大小などの差はあっても, 接続方法はすべての部屋で共通).
正しく接続できたかどうかのテストは, サウンド設定で入力として Built-in Input, External Microphone などを選び, ちょっと離れてワイヤレスマイクに向けて小声でしゃべってみて, レベルインジケータが動けばOK.
Meetまで一度にテストするなら, この Meet 接続テストが使える?
今回はカメラについては進展はなかった. 個人PCのカメラまたは(貸出)外付けWebカメラを使うのを推奨. 黒板のどの範囲にどの大きさで書けばよいか, 実演があった.